時々しか会えない彼女に、不安から「俺のどこが好き?」って訊くと「居心地がいいとこ。話しやすいし、距離感ちょうど良いし、ワガママも聞いてくれる。だから今夜もう少しだけ一緒にお酒飲んでたいな♡」て言われたので延長したら抱きついて喜ばれました。あんまりプロポー ...
カテゴリ:恋活・婚活 > 恋愛ショートエッセイ
【ショート更新】人生における主人公補正
俺の人生の主人公は俺なのに、主人公補正ゼロのクソゲーっていうね。トラックに轢かれたり難病にかかったりすればばっちり死ぬし転生しないし、射的も宝くじも当たらないし、成功率の低いことはやっぱり成功しないし、ブサイクで性格も悪いのになぜかモテて奪い合いになるっ ...
【ショート更新】恋愛めんどくさい系女子
#恋愛相談好きな子に告白したところ「まっさのことは嫌いじゃないけど、恋愛めんどくさいの。ごめんね」て断られました。でもほどなくして、その子がイケメンと交際を始めたことを知りました。そこで質問です。恋愛のめんどくささってそんなに早く消えてなくなるものですか? ...
【ショート更新】きこり男を支配する静かな狂気
コインランドリーで時々見かける女子。年齢は25歳くらい、髪を薄いピンクに染め、いつもスーツ姿。人懐っこそうでもあり冷酷そうでもあり、つかみどころのない不思議な魅力をまとっている。で、俺は彼女の来店日時を分析して「グウゼン、イマキマシタ」のテイで会うように。 ...
【ショート更新】おかえりなさいを言ってくれる人
Amazon Fire TV Stick のホーム画面からアマプラへ遷移した直後の「まさゆき様、おかえりなさい」ってメッセージがなくなったのが、地味にさみしい。これでおかえりなさいって言ってくれる人が一人減った。減ったっつーか、もともとそんな人一人しかいなかったし、そもそも人 ...
【ショート更新】世界の終わりのハードボイルドなエレベーター
僕のペ ニスはきわめて緩慢な速度で上昇をつづけていた。おそらくペ ニスは上昇していたのだろうと私は思う。しかし正確なところはわからない。エレベーターに乗り合わせたカップルの抱擁があまりにも二人の世界すぎて、方向の感覚というものが消滅してしまったのだ。あるい ...
【ショート更新】モジモジ君
女「で、結局なにが言いたいワケ? あんたの話、机上の空論っていうのかな、掴みどころがなくってワケわかんないんだけど、どこに向かってるの?」俺「ほんと、いい年して色恋に臆病でごめん。掴みどころならあるんだ。それはこの――」女「あ。わかったから。言わなくてい ...