初回 8日間の日数制限内にOmiaiからLINEへ。デートへ。そして伝説へ
前回 3回目のデートの終着点

彼女の提案で、岡山シティミュージアムで開催されてる「ホキ美術館名品展Ⅱ」へ。
この絵画展は「写実絵画のみ展示」という一風変わった趣向。
30分くらいかけて廻り、ギャラリーを出たとこでどの作品がよかったか、互いに発表。
彼女が選んだのは、どこかの山深いトンネルの入り口とそこに入ろうとしてる3人の少年の背中を遠くから緻密に描いた絵。作者は美大を出ておらず、工学博士だという。
おいらは裸婦画!
……とはいえず、三重野慶氏の人物画「僕が見ているあなたをあなたは見れない」。
上の写真がそれ。
タイトルが「見れない」と、ら抜き言葉になってる部分がどうしても気になったのは内緒だが。
彼女とおいらを唸らせた作品に共通するのは、「匂ってきそう」「シルクみたいな手触りがしそう」「触れたら手に土が付きそう、木片がぼろぼろ崩れそう」みたいに感覚を刺激してくる点。
逆にふたりとも「これなら写真と変わらん」と感心しなかったのは、ヨーロッパの街並みを遠くから緻密に描いた作品群。確かにきれいだが、五感を刺激されたり、今その場にいるような感覚が起こったりしないのだ。
要するに、観る者を絵の中に巻き込んでこない。
ただ絵が絵としてそこにあるだけ。我々は絵との距離を感じながらただ通過するだけ。
「感覚の刺激」と「没入感」。
これらが写実絵画のポイントでありそうだ。

その後、彼女に用事があるため、一番街とイオンをささっと廻って帰ってきた。
自宅で彼女からもらったプレゼントの包みを開封すると、彼女が予告してた手袋にくわえて、ハンカチが2枚入っていた。
手袋とハンカチ、どちらも洒落たデザインだし、なにより実用的だ。
さっそく明日から大事にガシガシ使わせてもらおう。
つづき 彼女と初詣という人生初のイベント他
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