前回 ペアーズ30日目 バツイチさつきさん(37) #6 当たり前に奢ってたら駄目ですよ


【バツイチ・さつきさん(37)】
  • いいね240
  • 8月23日早朝にマッチング。
  • 先に初回メッセージくれた。
  • けっこうかわいい。
  • プロフ読んだ感じ、恋愛経験豊富そう。
  • めったにオンラインじゃない。「もっといい人がいるはず!」とアプリにどっぷり浸かってしまう乙女たちとは一線を画す。
  • マッチング3日目(8月25日)の朝にLINE移行。
  • 8月26日、オンライン飲み会の予定が、さつきさんのコロナ疑いで延期に。
  • 8月27日、オンライン飲み会、実施。
  • 「いい意味で!」が口癖。毒吐いたあとの出現率高し。

ペアーズの有料会員、本日完走&解約。退会はせず、とりあえず無料会員で様子見。ちなみに獲得いいね数は「43」でした。


さて、おとといのオンライン飲み会でのこと。


「まっささんとお話するの楽しいです。メッセージも楽しかったけれど、トークはもっと面白いです!」


「いや~そう思うのは今だけだと思いますよ」


「そんなことないですよ! だってむちゃおもろいですもん!」


「みんなそう言うんですよ、最初はね。でもね、一週間もしたら笑うどころかリアクションすらしてくれなくなっちゃうのですよ」


「いやいやいや。一週間でなんて、そんなわきゃない」


「そんなわきゃあるのです、これが。ではひとつ事例を紹介してみましょう。職場で女性の同僚と談笑してたときのこと。ふとしたきっかけで、社内で難解なカタカナ語が当たり前みたいに飛び交うようになったなって話になったんです」


「ふむふむ」


「で、その時、面白いギャグを思いついちゃったんです。思いついたら口に出さずにはいられない性分でして」


「へー! そのギャグ、気になるぅ! なんて言ったんですか?」


「こう言ったのです。『ほんとわけわかんないスカしたカタカナ語が蔓延してますよね。ここはどこですか? 日本ですよ? ”エビデンス”? 海老だかなんだか知らんが、ふざけんなって話ですよ。こうなったらもう、”カニデンス”とかでもいいんじゃないですか? 海老なんかより高級食材だしさ』」


「あー・・・」


「そしたらその同僚、何も言わないんです。能面です。表情というものがない。それから、ちらっと視線だけを送ってきました。冷たくて
、固くて、射抜くような視線です。氷の微笑のシャロン・ストーンも真っ青って感じの視線です。なんだか氷柱が顔面に刺さって、そのまま後頭部から飛び出していったような感じ。生きた心地がしなかったです」


「なるほど・・・それはヤバいですね・・・」


「ちょっと待って。まだ一週間経ってないですよ」


そして、翌朝。


「デート、めちゃ言います。意識付けしとうかなと笑 サイゼ、僕も楽しみです。チョリソーでも食べようかな。」


「意識づけ笑 私も二日酔いです~ あとカニデンスが今になってじわじわきてます...やばい...」


「デート(英語:dating)は交際中又は互いに恋愛的な展開を期待していて、日時や場所を決めて会うこと。Wikipediaより」


「二日酔い仲間ですね。僕のギャグはボディブロー。」


「カニデンスはやばいですよ いい意味で狂気を感じます」


出た! 「いい意味で」!


つづき バツイチさつきさん(37) #8 無視される能力「シックス・センス」