人生はゲームです。

この国はすっかり駄目になってしまいました。

そこで今日は皆さんに・・・ちょっと殺し合いをしてもらいます。




教師「キタノ」からの衝撃の通告。


ザワつく3年B組の面々。


ちょっと間をためて、背後を指差すキタノ。


「バトル・ロワイヤル!」


もしもあなたが、人生というゲームを、非モテルートでやりこみすぎて、「非モテを極めし者」になっていたら。


モーツァルトの「レクイエム 二短調 K.626 ディエス・イレ」の似合う、口髭の『闇の帝王』になっていたら。


筋骨隆々の巨躯から超巨大な気弾「カイザーウェイブ」を放ち、圧倒的な戦闘力を誇る「誇り高き孤高の戦士」だったら。


おそらくあなたは、ザワつく3年B組の面々を尻目に、ゴツい指をくいくいして女どもを挑発していることだろう。


"I'll chisel your grave-stone. Sleep well."

「貴様の墓は私の手で名を刻んでやろう、安らかに眠るがよい…」
 


しかし、次の瞬間、あなたはもう死んでいる。


教師「キタノ」が「バトル・ロワイヤル」の開幕を高らかに宣言する前に、あなたはもう死んでいる。


あなたほどの猛者が瞬殺されてしまう過酷な生存競争の現場。


それが、マッチングアプリである。恋のバトル・ロワイヤルである。


それでも誇り高きあなたは、死に際にこうつぶやくことだろう。


“You're perfect! I've met… my match….”

「見事だ! ようやく・・・我に比肩する者(match)に巡り会えた・・・」


と。

つづき ペアーズ25日目 トイレ中のドアガチャ、そして二人とマッチング