~今朝、職場での無賃金清掃中~

まっさ「事務先輩、僕、ゆうべ、6kmくらいウォーキングしましたよ」


事務先輩「6km! 本気で高橋一生目指しとん!?」


まっさ「そんなとこです。というか、すでになりかけてます」


事務先輩「あほ。あ、でもきのう『日本沈没』観てて思ったんだけど、まっさって松山ケンイチに似てない?」


まっさ「そうですかね? でも前にもゲイっぽい人から言われたことがあります。『まっささん、松山ケンイチに似てるって言われたことありませんかぁ?』って」


事務先輩「どの部分が似てるのかイチマチ特定できんが、でも似てるのよねえ。観ててまっさを思い出したもん」


まっさ「なら、小雪似のお嫁さんができるのも近いかも」


事務先輩「でも、小雪って顔だけ見るとそんな美人でもなくない? ぜんたいの雰囲気が美人っぽいってだけで」


まっさ「そうかもしれません。でも小雪ですよ? あんな人と結婚できたら人生大逆転ですよ」


事務先輩「いや、でも顔はそんなでもなくない? って私が言ったら僻みになるけど」


まっさ「うん」


事務先輩「いま『うん』って言った?」


まっさ「気のせいですよ」



~昼休み~

まっさ「昼飯前にちょっくら歩いてきます」


事務先輩「マジか!? やっぱり松山ケンイチ目指しとん?」


保健師**さん「松山ケンイチ笑笑」


まっさ「いや、高橋一生です」


事務先輩「でも**さん、マジでまっさ、松山ケンイチに似てない?」


保健師**さん「今朝、『日本沈没』の録画を観てきたので松山ケンイチさんの顔はバッチリ頭に浮かびますが、まっささんは、えとえと・・・」


まっさ「つまるところ、似ていないと」


保健師**さん「ぷぷーー笑笑」


事務先輩「いや、でも似てるんだな。どこが似ているのか。髪型? それとも顔の輪郭?」


保健師**さん「笑笑」


まっさ「**さん、こう思ってるでしょ。事務先輩から見ると、僕の顔周辺の時空が歪んでてて、その屈折で松山ケンイチに見えてしまうのだと」


保健師**さん「ぶふっ」


事務先輩「でも松山ケンイチってそんなイケメンでもないじゃん。イケメンとは私の亮平のことをいう」


保健師**さん「りょうへい?」


まっさ「鈴木亮平」


事務先輩「(うなずいて)亮平とくらべれば、ぜんぜんカッコよくない」


保健師**さん「松山さんってたしかに独特ですものね」


まっさ「あなたたち、遠回しに僕のことディスってませんか?」


事務先輩&保健師**さん「あはは!」


まっさ「まあでも、僕が松山ケンイチに似てるってのが通用するようでは、それこそ『日本沈没』ですよね」


保健師**さん「ぶふっ」


まっさ「おいおい、日本よ大丈夫か、と」


保健師**さん「笑笑」


事務先輩「でもまっさ、ありがとう」


まっさ「なにがですか?」


事務先輩「まっさが亮平じゃなくて。亮平だったら仕事が手に付かないもの。ほんとその点だけはまっさに感謝だわ」


まっさ「こらこら」


保健師**さん「笑笑」