2020年11月11日(水)
晩の10時くらいに彼女からLINE電話がかかってきた。
「あ、出た」
「出ましたよ」
「また寝てたの?」
「7時くらいからね」
「やっぱり仕事の疲れとかストレスとかたまってるんだね」
「かもね。えぬぬは何してたの?」
「もうご飯食べてお風呂も入って布団のなかだよ。寝るスタンバイおっけー」
「仕事はどうでしたか?」
「あっ聞いて聞いて! 例の先輩が今朝、置物くれたよ。それも二つも! 猫とキリンのやつ」
「あー、きのう女の子たちに置物プレゼントしてた先輩か。えぬぬだけもらえなかったから抗議したんだっけ?」
「そうそう、その先輩。それでねそれでね・・・」
いつもの彼女の職場の話題が、いつものように面白おかしく語られ、いつものようにおいらはうんうんと耳を傾けた。
気がつけば日付が変わりそうになっていた。
話題はお互いの恋愛観に移っていた。もういくどとなく繰り返されてきた話題だ。
「マー君とわたしの恋愛観ってやっぱりぜんぜん違うね。マー君は対等な関係をのぞみ、わたしは絶対的に守ってほしいとのぞんでいる。どうしたらいいだろう?」
気づいたらおいらの口は次の言葉を発していた。
「うーん、ペアーズでも再開する? お互い、もっと合った相手が見つかるかもよ」
それを聞いて彼女がブチ切れるんじゃないかとおいらは身構えた。しかし彼女のリアクションは意外なものだった。
「そうか、そうかもね。いい相手が見つかるかもしれないよね」
「・・・うん。おれはもうあれだけど、えぬぬはまだ30だからね。まだまだ可能性はあるよ」
「マー君だってまだ大丈夫だよ。きっと素敵な人見つかるよ」
「・・・」
「今日、別れることになるなんて想像してた?」
「いや、してなかった」
「だよね笑 最後にひとつ言っていい?」
「うん」
「マー君はマー君が言うほど魅力ないことないよ。すっごく素敵だよ」
「ありがとう」
「こちらこそありがとう。また電話してもいい? たぶんかけると思う笑」
「いいよ。せっかく出会えたんだもの。連絡はつづけよう」
「うん。明日早いんでしょ?」
「うん、早い」
「じゃあ今日はこのへんで。おやすみ」
「おやすみ」

晩の10時くらいに彼女からLINE電話がかかってきた。
「あ、出た」
「出ましたよ」
「また寝てたの?」
「7時くらいからね」
「やっぱり仕事の疲れとかストレスとかたまってるんだね」
「かもね。えぬぬは何してたの?」
「もうご飯食べてお風呂も入って布団のなかだよ。寝るスタンバイおっけー」
「仕事はどうでしたか?」
「あっ聞いて聞いて! 例の先輩が今朝、置物くれたよ。それも二つも! 猫とキリンのやつ」
「あー、きのう女の子たちに置物プレゼントしてた先輩か。えぬぬだけもらえなかったから抗議したんだっけ?」
「そうそう、その先輩。それでねそれでね・・・」
いつもの彼女の職場の話題が、いつものように面白おかしく語られ、いつものようにおいらはうんうんと耳を傾けた。
気がつけば日付が変わりそうになっていた。
話題はお互いの恋愛観に移っていた。もういくどとなく繰り返されてきた話題だ。
「マー君とわたしの恋愛観ってやっぱりぜんぜん違うね。マー君は対等な関係をのぞみ、わたしは絶対的に守ってほしいとのぞんでいる。どうしたらいいだろう?」
気づいたらおいらの口は次の言葉を発していた。
「うーん、ペアーズでも再開する? お互い、もっと合った相手が見つかるかもよ」
それを聞いて彼女がブチ切れるんじゃないかとおいらは身構えた。しかし彼女のリアクションは意外なものだった。
「そうか、そうかもね。いい相手が見つかるかもしれないよね」
「・・・うん。おれはもうあれだけど、えぬぬはまだ30だからね。まだまだ可能性はあるよ」
「マー君だってまだ大丈夫だよ。きっと素敵な人見つかるよ」
「・・・」
「今日、別れることになるなんて想像してた?」
「いや、してなかった」
「だよね笑 最後にひとつ言っていい?」
「うん」
「マー君はマー君が言うほど魅力ないことないよ。すっごく素敵だよ」
「ありがとう」
「こちらこそありがとう。また電話してもいい? たぶんかけると思う笑」
「いいよ。せっかく出会えたんだもの。連絡はつづけよう」
「うん。明日早いんでしょ?」
「うん、早い」
「じゃあ今日はこのへんで。おやすみ」
「おやすみ」

コメント
コメント一覧 (20)
まっさ
が
しました
まっさ
が
しました
とろろと申します!
ずっと見てたんですが、初めてコメントさせていただきます。
びっくりしましたけど、もう少ししてから別れるのかなと思ってました。
Pairs再開された際のブログの更新を楽しみにしてます☺️
まっさ
が
しました
次にかけよう
まっさ
が
しました
俺も、もう36だけどかなり怖くなってきました。
今彼女が出来ても、恋愛観合わなかったからって簡単に別れようとは思えないと思いました。
お二人ともすごい決断だと思いますよ。
Nさん東京行くのやめたのついこないだじゃなかったっけ?
なんだかんだで結婚して尻に敷かれると思ってました。
非モテブログとしては正しいw…けどやはり残念ですね。
まっさ
が
しました
まっさ
が
しました
ペアーズで知り合った人と8月から付き合いはじめました。
まっささんと付き合いはじめた時期が近かったのでちょっとした仲間意識持ってました〜
私たちは先月お別れしてしまったので、まっささんカップルは続くと良いなぁと思ってたのでびっくりです。
びっくりしましたけど、なんか素敵な別れ方をされたと思います。
まっさ
が
しました
女性は子供を産むタイムリミットがあるので
結婚できない相手を見切るには妥当な期間です。
よく話し合って決めたなら、彼女への連絡を
断つ事が、彼女への最後の愛情では?
観客席からの余計な一言でした。すいません。
まっさ
が
しました
これでマッチングアプリでの、何でこのアプリやってるの?って質問への返しが一つ増えたな
経験値アップしたし次いこ次
まっさ
が
しました
別れたくない。この人と。と、思える人じゃなかったって事なのかな。。彼女も引き留められなくて寂しく思っていると思うけど、こればかりは仕方ないですよねー。
いい人とは思わなかったけど、積極的にグイグイ来る感じが、こんな人だからまっささんと付き合えるのかもって思ってました。
まっさ
が
しました