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本日、YouTubeにおすすめされた動画。
キンモクセイ「二人のアカボシ」。2002年、18年前の曲だ。
当時大学三回生だったおいらは、偶然ラジオから流れてきたこの曲を耳にして、いたく心を動かされたのだ。
懐かしい感じの曲調で、おそらく80年代の懐メロだろうと思ってググったらば、今度出る新譜だと知ってひっくり返りそうになった。
すごく映像的な歌詞で、意識せずとも情景がありありと浮かんでくる。
夜明け前の高速道路をドライブする一組の男女。
刻一刻と空けようとしている静かで綺麗な夜。
海の埋立地と化学工場の煙突が星を吸い込み、街の灯りも輝きを失っていく。
やがて月もアカボシも消えて、汚れた街の姿がむき出しになり騒がしくなるだろう。
男は思う。そうなってしまう前に、女を連れてあの高速道路の橋を駆け抜けて、ここからはるか遠くまで逃げ去ってしまおうか。
あるいは、あてのない明日を探してみるか。
女の髪の毛が震えている。
それとも、「最後の想い」を女に伝えようか。
朝が近づく。
こうして物語は閉じることなく歌は終わってしまうわけだが、まぁ結末は推して知るべし。
当時22歳だったおいらは、切ない気持ちになりつつ、切ない気持ちになったことを恥じたものだった。彼女いない歴=年齢を絶賛更新中だったからだ。
で、今日YouTubeにおすすめされ、感極まってつい彼女Nさんにおすすめしてしまったのだ。
「キンモクセイってバンドの『二人のアカボシ』って知ってる? 18年前の曲だけども。バンドはいちど解散したけど、最近再結成したのを今日知った。情景がありありと目に浮かぶいい曲だから聴いてみて」
「ノスタルジックで懐かしい感じの曲だった。なんの情景?」
「。。。」
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コメント
コメント一覧 (2)
年に3回くらいは聴いてます。
なんとも言えないせつなさがたまらない😖
まっさ
がしました