やあ、おいらですぞ。

夏ですなあ。恋の夏ですなあ。灼けつくような恋の夏ですなあ。

世界中のあちこちで、恋人同士でよろしくやってるわけです。もちろんおいらは蚊帳の外ですがの。蚊帳の外でひたすら蚊に刺されまくってるわけ。

そういうものだ。

そういうわけで今日もむなしくYouTube開いたらば、オススメで出てきたのがこれ。

真心ブラザーズ『サマーヌード』。

1995年6月21日リリース。当時、おいらは中学3年生。うむ、懐かしいですな。

実はこの曲、
オリコンチャート週間81位と全くヒットしなかった(のちに山Pこと山下智久がカバーしオリコン一位を獲得する。そういうものだ)。音楽番組のシングル・チャートでは、おそらくCOUNT DOWN TVの「月イチTOP100」のコーナーで一瞬チラリと登場したかどうか、というところだろう。おいらも世間と同じく当時はべつだん気にとめなかった。

でも、サビだけじゃなくてAメロもBメロもしっかり覚えているし、ミュージック・ビデオ(当時で言うところのプロモーション・ビデオ)のセピア色がかった映像も頭に残っている(出演してる二人の若い乙女がデビュー前のPUFFYっつーことは今知ったけども)。

良い曲は心に爪痕を残すっつーことかしら。

今回、歌詞を読み込みながらじっくり再聴してみた。

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真夏の夜の砂浜で、「僕」は女の子と二人きりで花火をしている。

最後の花火が消えた瞬間、さっきからなにやら企み顔をしていた女の子が、波打ち際にむかって走り出し、Tシャツを着たまま泳ぎ始める。「僕」も衝動的に、着の身着のまま海に飛び込む。

「僕ら今 はしゃぎすぎてる 夏の子供さ 胸と胸 からまる指…(中略)…響くサラウンドの波 時が溶けてゆく真夏の夜…(中略)…止まらない冗談を諭すよに ついてくるお月様」

何の変哲もなかった浜辺は、いつの間にか「神様にもバレない地球の裏側」に変わっている。そこにいるのは「僕」と彼女の二人だけ。「時が溶けて」ゆき、この夢みたいな瞬間は永遠に続くかのようだ。

でも、永遠なんてものはないことは、「僕」は頭の隅で承知している。彼女の心の中にはべつの誰かがいることもわかっている。

「ウソだろ 誰かを思い出すなんてさ」「目を伏せて その髪の毛で その唇で いつかの誰かの感触を君は思い出してる」

それでも「僕」は全身全霊ではしゃぐ。現実を振り切るように。「夏の子供」になりきろうとして。

帰りの車中、窓の外を通り過ぎていく明け方の景色を見ながら「僕」は思う。

「僕はただ 君と二人で通りすぎる その全てを見届けよう この目のフィルムに焼こう」

「今はただ 僕ら二人で通りすぎる その全てを見届けよう 心のすれ違う 瞬間でさえも包むように」

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ううむ。切ない曲ですこと。

『サマーヌード』リリースから二年後にセルフカバーされた『ENDLESS SUMMER NUDE』はこちら。おいらはこっちのが好きかも。週間オリコンチャート最高41位。



以上

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