
やあ、おいらですぞ。長いこと幸福感を感じてないおいらですぞ。
(つーか一度でも感じたことあったっけ?)
そんな迷える子羊たちに、偉人や成功者は口をそろえて言う。
「自分を他人と比べちゃいけないよ。以前の自分と比べるんだ」
正論すぎて、ぐうの音も出ませんわな。
自分を他人と比べても幸せにはなれない。自分より上の人はいるし、もしその人に勝てたとしても、上には上がいるものである。上を見ればキリがないから、永遠に満たされることはない。
それよりも、以前の自分と比べて今の自分はどうなのかに目を向けるべきなのだ。一歩先へ進めているかどうかが大事なのだ。コツコツと一歩先、また一歩先へ。まっすぐ前を見て、自分だけの人生を生きるのだ。
うむ、おっしゃること、ごもっともでございます。
でもそれがなかなかできないのよ。
進み”続ける”ことがむずかしい
仮にその日に一歩進めたとしても、次の日には二歩下がっちゃってるなんてことはザラにあるでそ? 一歩進めた!という喜びもつかの間、「あ、おれってやっぱだめかも」ってなっちゃう。それに進めば進むほどハードルが高くなるって無理ゲーじゃないですかね?進み続けても成功するとは限らない
偉人や成功者はこうも言う、「あとさき考えずにやれ!」
いやいや、成功する保証がまったくないのに、やれますかいな。よく「やらない後悔よりやった後悔のほうがマシ」なんてワケ知り顔で言う人いるけども、ほんとにそうかしら?
コストパフォーマンスという言葉がある。かけた費用に対して効果がどれくらい出たかってことだ。ここで言う”費用”とは何もお金のことだけじゃない。時間や労力も含まれる。
安い費用で高い効果がでるほど「コスパが高い」ワケだが、ビジネスだけじゃなくて、人生においてもコスパが高いほうがいいに決まってる。
人生は限られている。よくてせいぜい80年とか90年だ。それなのに20年もかけて結果が出なかったとしたら、かけた費用はまったくの無駄だったことになる。
そう言うと、「人生はビジネスじゃない! 人生には無駄なんてひとつもない! たとえ結果が出なかったとしても、人間的に成長できる! だから無駄じゃない!」って顔を真っ赤にして反論してくる人がいるだろう。
でもおいらにはわからないのだ、「人間的に成長」するってのが具体的にどういうことなのか。無駄なことを途方もない年月つづけられる根性のことかしら?
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まっさ
が
しました