ダイエットを諦めた男性の無料イラスト


やあ、おいらですぞ。

とにかく飽きっぽい性格のおいらですぞ。

自慢じゃないが、熱しやすく冷めやすいのよ。何かに興味をもつと、
坂の上の雲めざして「うおおおおおお!!!」って無我夢中でやるんだけども、すぐに崖下に転落ぞ。

いろいろと手は出してみるんだが、沸騰してるやかんにさわったみたいに、サッと手を引いちゃう。作曲に手を出すもコードでつまずいてやめた。自動巻き腕時計の修理に手を出すも、しくみの複雑さに発狂しそうになってやめた。

この記事を読んでるってことは、おまいさんも似たような感じじゃあるまいか?

仕事が続かずに転職を繰り返す。恋愛が長続きせず、とっかえひっかえ相手を変える(ある意味うらやましいが!)。趣味と言えるものができない。ダイエットなんかもちろん無理。

なんでおいらたちはこんなに飽きっぽいのか? 飽きっぽいのってやっぱり駄目なのか? 直せるんだろうか?

今回はこの「飽きっぽい」についていろいろ考えてみたぜ。


飽きっぽい性格の人の特徴は?

飽きっぽい性格といってもいろんなタイプがある。おまいさんがどれに当てはまるか考えてみてくれ。

好奇心旺盛でいろいろ目移りしちゃう

こっちよりもあっちのほうが面白いんじゃね?ってやめちゃうタイプ。いろいろやってはみるがなにひとつ極められず、中途半端に終わってしまう。例えるなら試食コーナーを制覇しておきながら結局なにも買わずに帰る人。

目標が高すぎちゃう

なんでウサイン・ボルトみたいに走れないんだぜ?って走るのをやめちゃうタイプ。そりゃあ無理な相談ですぜ、旦那! エベレストの頂上を目指すも、どこをどうやって登ったらいいのかわからず下山しちゃうのである。

せっかちですぐに結果を求めちゃう

はじめて三日もたつのにぜんぜん駄目!おいら向いてないわ!ってやめちゃうタイプ。根拠のない自信があり、はじめから無双しようとするも、ザコキャラの一突きでゲームオーバー。なんだこのクソゲーと放り投げてしまう。自分よりできるやつがいると、見切りをつけるのも早い。

刺激を求めちゃう

おなじことつづけてると、なんかこう物足りないよな。よし!あっちの新しいビッグウェーブにのっかろう!ってやめちゃうタイプ。流行の波乗りジョニー。深く潜って未知の世界を見ようという気はさらさらない。

集中力が続かなくていやんなっちゃう

つづけるのってつらいお!無理は禁物だべってやめちゃうタイプ。ひとつのことに集中して取り組むことができない。すぐに気が散ったり疲れたりしちゃうのだ。なにかをやりとげた経験にとぼしい。





飽きっぽい性格のメリットとデメリット

飽きっぽい性格って一般的にはダメダメなイメージだけれども、ほんとにそうなのかしら? 実は強みになることだってあるんじゃないか? 飽きっぽい性格のメリットについて考えてみる。

飽きっぽい性格のメリット

うまくいけば池上彰になれるかもしれない。あの人って広く浅く解説する人でしょ? なにか専門があるわけじゃない。スペシャリストというよりはジェネラリストよ。
(ジェネラリストとは「広い知識のある人」)

あれやこれやつまみ食いしちゃう人は、つまみ食いの手をどんどん伸ばして教養を深めていこう。そしたら、いろんな視点をもった一流のジェネラリストになれるかもだぜ。こういう人はプロデューサーなんかに向いてると思うぜ。

ジェネラリストの長所は俯瞰できること。全体が見えてるってことですな。こういう人もいないと世の中うまく回りませんのよ。今、世界はこの分野の専門家が足りないから増やしたほうがいいよねとか、この専門家とあの専門家を組ませたら面白いことになるよねとか、この研究にはもっと予算をかけたほうがいいよねとか、そういう判断ができる人がいると、世界は良くなるはずなのだ。

また、ジェネラリストは「へこたれにくい」。たとえばなにかでつまずいたとしても、自信を大きく失うことはない。「あれが駄目でもこれがあるぜ!」と思えるからの。その点、スペシャリストは軸がひとつしかないから、それがゆらぐと意外にもろいのだ。

価値観が多様化している現代において、ジェネラリストは必要だし、そんな現代をしぶとく賢く生き残るのもまたジェネラリストなのかもしれませんな。

飽きっぽい性格のデメリット

ジェネラリストになれなかった場合、何者にもなれず、何も成し遂げられない。灰色の人生。まあ説明しなくても分かるよな。





☓飽きっぽい性格を直す ◯新しい習慣を身につける

「なるほろ、ジェネラリストになればいいんだな? でも、なれる自信なんかさっぱりねえよ」って言う声が聞こえるような気がするぜ! まあ確かにむずかしいよな。。。

正直、飽きっぽい性格は直らないと思う。性格ってのは、いちど固まってしまうとなかなか変えられないものなのよ。

でも習慣なら変えられると思うぜ! 習慣が変われば人生も変わる。だって人生の大部分が習慣でできてるからの。習慣を変えて人生が変わらない理由はないはずだぜ。

習慣とは、長いあいだ繰り返すことで、そうすることが当たり前になること。つまりやることを決めて、それを習慣にしてしまえば、よゆーでできるようになるってことだ。そうすることがふつーの状態になるから、意志の力も必要ないし、ストレスもないのだ。

メジャーリーガーのイチローは習慣の人である。試合に全神経をそそぐために、ほかのことを徹底的に習慣化(ルーティン化)して、余計なストレスがかからないようにしている。

天才のやりかたを真似すれば、おいらたち凡人も少しは結果を出せるかもだぜ。

では、どうやったら新しい習慣が身につくかコツを紹介するぜ!




新しい習慣を身につけるコツ

無理なくできることをやる

まず、これな。飽きっぽい人はとかく目標を高く設定しがち。そんなんじゃ続くわけなかろうもん。

例えば読書を習慣化したいなら、一日一冊読むとかじゃなく、朝30分寝る前30分読むとかにするのだ。一日一時間といえども一年やれば365時間よ。けっこうすごいと思わないか?

決めたことを、決めた量だけやる

読書を一日一時間と決めたら、きっかり一時間やるのだ。多くても少なくても駄目。いくらその日が絶好調でも、読んでるところが中途半端でも、それ以上読んではならない。習慣は変化を嫌う。変化はストレスなのだ。ストレスがかかれば、つづけることはままならないだろう。どうしてももっと読みたければ、新たに習慣を設定する。そしてそれを守るのだ。


結果を急がず、淡々とやる

結果が出るのは時間がかかると肝に銘じておくべし。結果が出たらもうけもんくらいに考えて、決めたことを淡々と続けるのだ。結果は忘れた頃についてくるかもだぜ。





まとめ

飽きっぽい性格の人は、どんどんいろんなことに手を出してジェネラリストを目指すか、新しい習慣を身につけましょう。新しい習慣を身につけるには、無理なくできることを、決めた量だけやること。結果を急がず、淡々と続けましょう。

ってお話でした。少しは役に立ったかしら?

以上